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フリーウエイトとマシントレーニングはどちらが効果的?メリット・デメリット3選も解説

投稿日:2023.7.9 更新日:2023.7.16

「フリーウエイトとマシントレーニングの違いって何?」
「フリーウエイトとマシントレーニングそれぞれのメリット・デメリットは何?」
このような疑問をお持ちの方も少なくないことでしょう。

フリーウエイトとは、ダンベルやバーベルなどを用いて自由に動かしてトレーニングすることを言います。
一方でマシントレーニングは、マシンを用いて単一方向に重量を移動させてトレーニングすることを言います。

本記事では、両方のメリット・デメリットを詳しく解説していくので、自分に合ったトレーニング方法を見つける参考にしてみてください。

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フリーウエイトとマシントレーニングの違いとは?

ポージング男性

フリーウエイトトレーニングとは、ダンベルやバーベル、メディシンボールなどを使って自由に動かして行うトレーニングのことを言います。

基本的に、あらゆる方向でも自由に動かしてトレーニングできることが特徴で、動かす方向によって鍛えられる部分が異なってきます。

マシントレーニングとは、マシンを使って行うトレーニングのことで、単一方向に重量を移動させることで筋肉を鍛えます。
それゆえに、特定の筋肉を重点的に鍛えることができ、装置の設計によって、ターゲットとする筋肉に集中的に負荷をかけることができることが特徴です。

フリーウエイトのメリット3選

パーソナルトレーナー

フリーウエイトのメリットを以下3つご紹介します。

  • 1つの器具で豊富な種類のトレーニングができる
  • 目的部位以外のトレーニングメニューもできる
  • 自宅でも行いやすい

フリーウエイトは、1つの器具で豊富な種類のトレーニングが可能で、自宅でも取り組むことができるという特徴を持っています。

フリーウエイトは1つの器具で豊富な種類のトレーニングができる

フリーウエイトは、1つの器具で豊富な種類のトレーニングが可能な点がメリットとして挙げられます。

ダンベルやバーベルを使用することで、スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなど、幅広いトレーニングが可能で、自由な動きの範囲を活かしてバランスや安定性を向上させることができます。

また、様々なトレーニングのバリエーションを取り入れることで、全身の筋力や機能性を総合的に向上させることができるでしょう。

フリーウエイトは目的部位以外のトレーニングメニューもできる

フリーウエイトは、目的の部位以外のトレーニングメニューも実施することができます。

例えば、ダンベルやバーベルを使ったスクワットやデッドリフトは下半身の筋肉を主に鍛えるエクササイズですが、同時にコアや上半身の筋肉も刺激されます。

また、ベンチプレスやショルダープレスなどの上半身のエクササイズも、下半身の安定筋を同時に使います。

フリーウエイトは全身の連動性を高め、複数の筋肉群を組み合わせた複合運動を実現します。
そのため、部位を限定せずに全身の筋力や安定性を向上させることができます。

フリーウエイトの多様なトレーニングメニューは、全身のバランスの取れた発達を促し、総合的なフィットネスレベル向上に役立つでしょう。

フリーウエイトは自宅でも行いやすい

フリーウエイトは、自宅でも手軽に行うことができます。

小さなスペースや限られた設備でも、ダンベルやバーベルなどのコンパクトな器具を使用することで効果的なトレーニングが可能です。

また、フリーウエイトは比較的低コストで入手できるため、ジムに行かずに自宅でトレーニングを行うことができます。

さらに、フリーウエイトを使ったトレーニングは自然な動きを模倣し、身体の基本的な動作パターンに合わせて行うことができます。
そのため、自宅でフリーウエイトを利用することで、自身のスケジュールやプライバシーを気にせずに、効果的なトレーニングを継続することができます。

自宅でフリーウエイトを使ったトレーニングを取り入れることで、フィットネス目標の達成に向けた効果的なトレーニング方法と言えるでしょう。

フリーウエイトのデメリット3選

ダンベルカール服なし

ここでは、フリーウエイトのデメリットを以下3つご紹介します。

  • 正しいやり方を理解することが必要
  • 怪我をするリスクがある
  • 高重量を扱う場合にはジムの利用がおすすめ

フリーウエイトは、1つの器具で豊富な種類のトレーニングが可能な一方で、正しいやり方を理解して行わなければ怪我のリスクが伴います。
本項を理解することで、フリーウエイトで鍛える際の手助けとなるでしょう。

フリーウエイトは正しいやり方を理解することが必要

フリーウエイトを使用する際には、正しいやり方を理解することが非常に重要です。
なぜなら、誤った形やフォームでトレーニングを行うと、ケガや効果の低下のリスクが高まるからです。

正しいフォームを理解するためには、トレーニングの専門家やコーチから指導を受けることがおすすめです。
また、オンラインの動画やガイドも役立つ情報源となるでしょう。

正しいフォームを身につけることで、効果的なトレーニングを行うことができます。
さらに、フリーウエイトを使ったトレーニングにおいては、適切なウエイトを選ぶことが重要で、自身の能力や目標に応じて適切な重さを選び、徐々に負荷を増やしていくことも大切です。

正しいやり方を理解し、適切な形でトレーニングを行うことで、効果的な筋力増強や身体の改善が期待できます。

フリーウエイトは怪我をするリスクがある

フリーウエイトを使用する際には、怪我のリスクが存在することを認識する必要があります。

重りを扱うトレーニングでは、誤ったフォームや過度の負荷などが原因で怪我を引き起こす可能性があります。
特に、初心者や未経験者は慎重に取り組む必要があるでしょう。

怪我を予防するためには、上述しているように正しいやり方を理解し、適切な重量でトレーニングするだけでなく、トレーニング前のウォームアップと終了後のクールダウンを行うことも大切です。

フリーウエイトで高重量を扱う場合にはジムに行く必要がある

フリーウエイトで高重量のトレーニングを行う場合、ジムに行くことが推奨されます。

ジムは専用の設備とスペースを提供しており、安全に高重量のトレーニングを行う環境を整えています。
ジムにはプロのトレーナーやコーチが常駐しており、正しいフォームやテクニックを指導してくれます。
また、ジムには豊富な種類のフリーウエイトやアクセサリーが備わっているため、多様なトレーニングバリエーションを実施することができます。

さらに、ジムには他のトレーニーとの交流やモチベーションの維持が促進される環境もあります。

ただし、ジムに通うことは時間や費用がかかることを念頭に置く必要があります。
自宅で高重量のトレーニングを行う場合には、安全面と周囲の環境に十分注意し、十分なスペースと適切な設備を確保することが重要です。

マシントレーニングのメリット3選

ジム マシン

マシントレーニングのメリットを以下3つご紹介します。

  • 安全性が高い
  • 目的の部位を鍛えやすい
  • 高重量のトレーニングが可能

マシントレーニングは、安全性が高く高重量を扱えることに加えて、目的の部位を鍛えやすいという特徴を持っています。

マシントレーニングは安全性が高い

マシントレーニングは安全性が高いと言われています。

背もたれなどに体を固定した状態で行えるため安定性が高く、決まった軌道を動かすだけなので安全にエクササイズを行うことが可能です。

また、マシンごとに鍛えることができる筋肉が決まっているため、用途別にメニューを組むことができることもメリットの1つでしょう。

そのため初心者の方でも1人でトレーニングしやすいのが、マシントレーニングになります。

マシントレーニングは目的の部位を鍛えやすい

マシントレーニングは、目的の部位を効果的に鍛えることができます。

マシンごとに鍛えられる部位が決められていることで、決まった動作をするだけでターゲットとする筋肉を集中的に刺激することができます。
そのため、初心者の方でも効率的に筋肉が鍛えられるのがマシントレーニングのメリットです。

ただし、総合的なバランスや身体の連動性も重要なので、フリーウエイトとの組み合わせを検討することもおすすめです。

個々の目標とニーズに合わせて、マシントレーニングを取り入れることで、目的の部位をより効果的に鍛えることができるでしょう。

マシントレーニングは高重量のトレーニングが可能

マシントレーニングは、高重量のトレーニングを行うのに適しています。

高重量のトレーニングは、筋力や筋量の増加、代謝の向上などに効果的です。

マシントレーニングは、高重量の負荷を扱いながらも安定性と安全性を確保することができるため、このようなトレーニングに適しています。
自身に合う重量を設定して取り組める点も、マシントレーニングの魅力の1つでしょう。

ただし、適切なフォームとテクニックを保ち、自身の能力と限界を考慮して行うことが重要です。
トレーニングの専門家やコーチの指導を受けることで、より効果的かつ安全な高重量のトレーニングが可能となります。

マシントレーニングのデメリット3選

ジム マシン

マシントレーニングのデメリットを以下3つご紹介します。

  • 全身を鍛えるには多種類のマシンが必要になる
  • マシントレーニングは器具を自宅で揃えにくい
  • マシントレーニングはフリーウエイトに比べて体幹を鍛えにくい

マシントレーニングは、安全に集中的に部位を鍛えられるメリットがある一方で、多種類のマシンが必要なうえに自宅では準備しにくいといったデメリットも上げられます。

本項を読むことで、デメリットも理解したうえでトレーニングに取り組むことができるので、ぜひ参考にしてみてください。

全身を鍛えるには多種類のマシンが必要になる

マシントレーニングのデメリットの1つは、全身を鍛えるためには多種類のマシンが必要となることです。

それぞれの部位をターゲットにするためには、胸部、背中、肩、腕、脚など、様々な筋肉群を対象とするトレーニングが必要です。

しかし、マシンは特定の筋肉グループに的を絞った設計がなされているため、1つのマシンでは全身を十分にカバーすることが難しいです。
そのため、全身をバランスよく鍛えるためには、複数のマシンを使い分ける必要があります。
これによって、全身の筋肉を均等に発達させることができますが、同時に時間やスペースの制約が発生する可能性もあります。

また、複数のマシンを使用することでコストもかかることが考慮されるべきです。
総合的な全身のトレーニングを目指す場合には、マシントレーニングとフリーウエイトの組み合わせを検討することが効果的かもしれません。

マシントレーニングは器具を自宅で揃えにくい

マシントレーニングは、器具を自宅で揃えることが難しいです。

マシントレーニングには、専用のトレーニングマシンが必要ですが、これらの器具は一般的に大型で重量があり、スペースや予算の制約がある自宅では、揃えることが困難な場合があります。

また、トレーニングマシンは専門的な知識が必要な場合もあり、正しい使い方やフォームを学ぶ必要があります。

自宅でのマシントレーニングは、専門的な指導や監督がないため、怪我のリスクも高まる可能性があります。
一方、ジムやフィットネスセンターに通うことで、多様なマシンが利用でき、専門のトレーナーやコーチから指導を受けることができます。

自宅でトレーニングを行う場合は、代替としてフリーウエイトや身体重量を利用したエクササイズなど、他のトレーニング方法を検討することも重要です。

マシントレーニングはフリーウエイトに比べて体幹を鍛えにくい

マシントレーニングのデメリットの1つは、フリーウエイトに比べて体幹を鍛えにくいことです。

マシントレーニングは、特定の筋肉群に的を絞ったトレーニングができる一方で、全身の安定性やバランスを維持するための体幹の活動は制限されます。

体幹の強化は、姿勢の改善、日常生活の動作の安定性、スポーツパフォーマンスの向上などに重要です。

マシントレーニングのみでは、体幹の鍛えが不十分になる可能性があるため、フリーウエイトを取り入れることでバランスの良い全身のトレーニングを実現することが重要です。
トレーニングプログラムを構築する際には、体幹のトレーニングも適切に取り入れることが推奨されます。

先ずはフリーウエイトから取り組んでマシントレーニングも取り入れよう

ベンチプレス 服なし

トレーニングを始める際には、まずはフリーウエイトから取り組み、その後にマシントレーニングも取り入れることをおすすめします。

フリーウエイトは自由な動きを伴い、複数の筋肉群を同時に鍛えることができます。
重力に対して安定性を保ちながら動作することで、体幹や安定性を強化する効果が期待できます。
また、集中力のある前半にフリーウエイトを行うことで、怪我のリスクを軽減する効果も期待できるでしょう。

フリーウエイトのトレーニングに慣れてきたら、マシントレーニングを導入しましょう。
マシントレーニングは特定の筋肉群により的を絞ったトレーニングができ、安定性や負荷の調整が容易です。

フリーウエイトとマシントレーニングを組み合わせることで、全身の均衡の取れたトレーニングを実現できます。

継続的なトレーニングにおいては、それぞれのメリットを活かし、フリーウエイトとマシントレーニングを組み合わせるアプローチがバランスの取れた成果を上げるのに役立つでしょう。

まとめ

ジム 内装

フリーウエイトとマシントレーニングは、どちらも効果的なトレーニング方法であり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

自由度が高く、自宅でも気軽に取り組めるフリーウエイトと、安全性が高く特定の筋肉を効率よく鍛えることができるマシントレーニングの両方を、組み合わせることによってより効果を高めるトレーニングになります。

それぞれのメリット、デメリットを理解したうえでトレーニングに取り組むようにしてみてください。

KONGOUでは、マシンの販売からジムの開業サポートを行っております。
ストレングスマシンからカーディオマシンまで、
日本人の骨格に合った100種類以上のトレーニングマシンを取り揃えており、様々なジムで導入実績があります。

また製品のメンテナンスや修理などのアフターサービスも行っており、ジムの運営者にとって信頼できるパートナーとなることを目指しています。
トレーニングマシンの導入を検討している方はぜひお気軽にご相談ください。

著者情報

山岸 浩太

-/KONGOU

元ライザップのパーソナルトレーナー。 パーソナルトレーニングジム「POLICY」を全国20店舗展開し、2020年オリジナルトレーニングマシンブランド「KONGOU」設立。 また2021年直営ジム兼ショールーム【AUN'S GYM】オープン。現在全国5店舗展開(東京銀座、名古屋金山、千葉南行徳、大阪梅田、福岡天神)している。

編集者情報

山岸 浩太

-/KONGOU

元ライザップのパーソナルトレーナー。 パーソナルトレーニングジム「POLICY」を全国20店舗展開し、2020年オリジナルトレーニングマシンブランド「KONGOU」設立。 また2021年直営ジム兼ショールーム【AUN'S GYM】オープン。現在全国5店舗展開(東京銀座、名古屋金山、千葉南行徳、大阪梅田、福岡天神)している。