KONGOUマガジン
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ジムを開業するには?オープンまでの4つの流れや資金の目安・必要な資格について徹底解説
「ジムを開業するためには、どれくらいの資金を用意すればいいの?」
「ジムを開業するために必要な資格があるのか知りたい」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
ジムを開業するために必要な資金は、運営規模やジムの種類によって大幅に変化します。
そのため、一概にはいえませんが数百万〜数千万円かかると覚えておきましょう。
また、ジムを開業するために必須の資格はありません。
しかし、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーなど、
ジムの運営を有利に進められる資格は存在します。
この記事では、ジムの開業に必要な資金の目安や資金調達方法、ジム運営を成功させるポイントなどを詳しく解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
KONGOUでは、マシンの販売からジムの開業サポートを行っております。
出店エリアの調査、物件探しからサービス設計、会員システムの導入まで丸っとご依頼可能です。
また、補助金のポータルサイトを運営している企業とも連携しており、約3,500種類ある補助金の中からお客様に最適な補助金を提案させていただきます。
ジムの開業、経営はKONGOUにお任せください。
ジムを開業するには? オープンまでの4STEPを紹介
まず、ジムを開業するための流れを解説します。
ジムを開業するためには、大きく分けて4つのSTEPが必要です。
- 事業計画書の作成
- 出店場所の選定
- 開業資金の調達
- 内外装工事や設備の導入
開業までの流れが前後したり同時並行で進んだりすることはあるでしょう。
また、今まで事業を始めた経験がない人にとっては、
計画書の作成や出店場所の選定は難しいかもしれません。
ジムの開業は、1人で悩まずに周りの頼れる人へ相談するのがおすすめです。
事業計画書の作成
ジムを開業するには、事業計画書の作成が必要です。
事業計画書とは、経営者の目標や展望、実行計画などをまとめた資料になります。
事業計画書は、3つの観点から開業や経営で重要視されてきました。
- 資金調達の書類
- 経営戦略の決定
- リスクの予測
銀行や投資家は、事業計画書から融資するのか判断します。
そのため、事業計画書では、いかに魅力的で将来性のあるジムなのかアピールすることが大切です。
注意点として、事業計画書に虚偽の文章や数値を記載するのはやめましょう。
また、事業計画書は経営戦略やリスクの予測でも役に立ちます。
事業計画書を作成するには、市場の分析や競合の調査、ターゲット顧客の選定を行う必要があるためです。
そのほかにも、事業計画書には広告の仕方や収益予想などを、具体的に記載しましょう。
まずは、事業計画書の作成が重要であると覚えておいてください。
出店場所の選定
ジムを開業する場合は、出店場所の選定を行う必要があります。
出店場所は、ジムの集客力に直結するため、非常に大切になると覚えておきましょう。
出店場所を決める際に必要な情報は、以下の通りです。
- ジムの需要と供給量
- 交通の便が整っており、アクセス性が良いか
- 競合の状況と差別化できるか
ジムを開業する場合は、需要のあるエリアに出店する必要があります。
出店エリアの人口や年齢層、健康志向なのかを分析して、ジムを開業した場合に集客できるのか考えましょう。
また、交通のインフラが整っているかも大切な要素です。
そのほかに、あまりにも競合が強いエリアだと集客が見込めない可能性があります。
出店エリア周辺にジムが何店舗存在するのか、周辺のジムと差別化できるのかを検討してください。
開業資金の調達
ジムを開業するには、開業資金の調達が必要です。
十分な開業資金を調達することで、施設の設備や人材の雇用、広告費などをまかなえるため、スムーズに運営を開始できるでしょう。
ジムの開業にかかる費用は、主に以下の通りです。
- 設備費用
- 人件費
- 広告費用
特に大切なのが、広告費用です。
広告費用は、ジムの集客力に直結します。
メディア広告やインターネット広告、チラシ配布など、さまざまな広告の方法があるため、ジムや出店エリアの特徴に沿った宣伝を考えましょう。
ジムを開業するには、適切な開業資金の調達が必要不可欠です。
詳しい資金調達方法は、このあと解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
内外装工事や設備の導入
ジムを開業するためには、内外装工事や設備の導入が必須です。
ジムを魅力的な空間にすることで、入会率を上げて退会率を下げられます。
導入する設備では、以下の観点を重視しましょう。
- 快適にトレーニングできる質の高いマシンの整備
- 安全性や衛生面での満足度を高める
- コンセプトやターゲット顧客に合った設備を導入する
頻繁にトレーニングをするお客様にとって、快適にトレーニングできる質の高いマシンは、必要不可欠です。
トレーニングマシンはジムの顔になるため、予算と相談して、できるだけ質の高いマシンを導入しましょう。
また、安全性や衛生面を整えておくのも大切です。
例えばターゲット顧客を女性に絞った場合、清掃などが行き届いていない不衛生なジムでは、利用を続けてもらえるか不安が残ります。
内外装工事と設備の導入が完了したら、いよいよジムをオープンできます。
トレーニングがしやすいように温度管理できる空調システムなどにも、気を配るようにしましょう。
実際にジムを開業した際の事例を紹介した動画もございますので、ジムの開業を検討している方はぜひ参考にしてみてください。(3分13秒〜)
ジムを開業するためにはどれくらいの費用が必要になる?
次に、ジムを開業するために必要な費用の相場を解説します。
ジムの運営を続けていくためには、大きく分けて2種類の費用が必要です。
- 開業資金
- 開業後に必要なランニングコスト
開業資金の目安はジムの大きさや種類によって異なる
ジムの開業資金の相場は、大きさや種類によって大幅に異なります。
パーソナルジムや70坪ほどの小規模のジムで開業する場合は、約300〜500万円が目安です。
24時間営業のジムやフィットネスジムなどで、
大規模なスペースを想定している場合は、約2,000〜3,000万円の資金が必要になると覚えておきましょう。
開業資金には、設備費や内外装工事費など、さまざまな費用が含まれます。
用意できる開業資金から、開業するジムの種類を決めてもいいかもしれません。
開業後に必要なランニングコストの目安
ジムを開業したあとに必要なランニングコストの相場は、
月々約70万〜100万円です。
ランニングコストも、導入した設備や規模によって多少変動します。
例えば、シャワーやプールなどを併設した場合は、100万円以上のランニングコストが必要になるかもしれません。
開業後のランニングコストには、家賃や人件費、光熱費などが含まれます。
ランニングコストをいかに抑えられるかが、利益を大きくするうえで大切になるでしょう。
ジムを開業するために必要な費用を調達する方法4選
次に、資金の調達方法について解説します。
この記事では、ジム開業資金を調達する4つの方法を紹介します。
- 自己資金の用意
- 銀行の融資を利用
- ジム開業サポートの利用
- フランチャイズ契約で費用を抑える
フランチャイズを利用せず、個人でジムの開業を考えている人には、ジム開業サポートの利用をおすすめします。
自己資金の用意
ジムを開業するために必要な資金の調達方法として、自己資金を用意する方法があります。
自己資金をある程度用意することで、以下の理由から資金調達を優位に進められるでしょう。
- 銀行や投資家にアピールできる
- 利息が少なくなる
自己資金をある程度用意すれば、銀行や投資家に、事業への責任感や熱意をアピールできます。
また、借りるお金を少なくできるため利息を減らして、借金額を減少できるのもメリットです。
自己資金を調達するためには、長期間かけて貯蓄する方法や、ビジネスパートナーに出資してもらう方法があります。
注意点として、すべてのお金を開業資金に回してしまうと、日常生活でトラブルが起きた際に対応できません。
必ず余裕資金は手元に残しましょう。
銀行の融資を利用
ジムを開業するために必要な資金の調達方法として、銀行の融資を利用する方法があります。
銀行はビジネスローンを日頃から行っているため、信頼できる資金調達方法です。
具体的には、日本政策金融公庫等で融資を受けられる可能性があります。
事業計画書など、必要な資料を作成したあとに、銀行へ相談してみましょう。
ジム開業サポートの利用
ジムを開業するために必要な資金調達方法として、ジム開業サポートを利用する方法があります。
ジム開業サポートとは、出店場所のエリア調査やシステムの手配などを、ジム開業のプロがサポートしてくれるサービスです。
ジム開業サポートの中には、補助金サポートや融資サポートも存在します。
補助金申請の実績や税理士事務所と提携しているため、個人よりも融資をスピーディーに受けられるでしょう。
アフターサポートも充実しているKONGOUのジム開業サポートが気になる人は、お気軽に下記のリンクからご相談ください。
フランチャイズ契約で費用を抑える
ジムを開業するために必要な資金の調達方法として、フランチャイズ契約をする方法があります。
フランチャイズ契約をすると、加盟金が数百万円必要になりますが、フランチャイズ本部のサポートを受けられます。
サポート内容には、マシン設備の導入やバックオフィスの効率化、人材の派遣などがあるため、余計な経費を削減できるでしょう。
また、知名度のあるジムとフランチャイズ契約を結んだ場合は、広告費にかかる費用をブランド力により削減できます。
ジムを開業するには資格や届け出は必要?
次に、ジムの開業で必要になる資格や届け出について解説します。
- ジムの開業に資格は必要ない
- 消防署や市役所に届け出を提出する必要がある
原則として、ジムの開業に必要な資格はありません。
そのため、届け出のトピックのみ確認しても問題ありません。
ジムの開業に資格は必要ない
ジムの開業に求められる法的な資格は存在しません。
そのため、誰でもジムを開業できます。
しかし、以下のトレーナー資格を保有しておけば、知識や経験をジムの運営に活かせるでしょう。
お客様から見ても、トレーナーの資格を保有している人の方が、安心感が生まれます。
消防署や市役所に届け出を提出する必要がある
ジムを開業する場合は、事前に消防署や市役所に提出しなければならない書類があります。
- 開業届
- 青色申告承認申請
- 個人事業開始申告書
- 公衆浴場営業許可申請
- 防火対象物使用開始届
開業届や青色申告承認申請は、
開業にあたって必要になる書類です。
公衆浴場営業許可申請は、ジムに公衆浴場を設置する場合に必要です。
管轄の保健所へ提出しなければなりません。
防火対象物使用開始届は「消防庁」が提出を定めている書類です。
建物の一部を利用する場合は、使用開始の7日前までに管轄の消防庁へ届け出をだしましょう。
開業したジムが成功するには? 注意するべき2つのポイント
次に、ジムの経営を成功させるために注意するべきポイントを解説します。
注意するべきポイントは、主に以下の2つが想定できます。
- ターゲット顧客にとってアクセスが悪いエリアへの出店は控える
- ターゲット顧客のライフスタイルに合わせた集客をする
ジムの経営を成功させるために大切なのは、集客力です。
集客ができるのかを念頭に置いて、記事を読むようにしてください。
ターゲット顧客にとってアクセスが悪いエリアへの出店は控える
ジムを開業する場合は、ターゲット顧客にとって、アクセスの悪い場所に出店しないようにしましょう。
ジムは、週に3〜4回程度で定期的に通う場所です。
そのため、通いやすさがそのまま集客に直結します。
事前に、出店エリアの人口や交通の便を調べておきましょう。
ターゲット顧客のライフスタイルに合わせた集客をする
ジムを開業する場合は、ターゲット顧客のライフスタイルに合わせた集客戦略が重要です。
ライフスタイルに寄り添うプログラムやサービスを提供しているジムには、より多くの顧客が集まると予想できます。
具体的には、若年層をターゲットにしている場合は、忙しい彼らのライフスタイルに合わせて、早朝や夜間でも利用できるようにしましょう。
反対に、シニア層をターゲットにしている場合は、健康的なヨガやストレッチをプログラムに組み込むといいかもしれません。
ジムを開業するためのよくある質問
最後に、ジムの開業でよくある質問について解説します。
この記事で紹介する質問は、以下の通りです。
- 経営に失敗するジムの特徴とは?
- ジムの経営は儲かる? 儲からない? 年収はどのくらいになるの?
- スポーツジムの開業に補助金は利用できるの?
経営に失敗するジムの特徴とは?
経営に失敗するジムの特徴は、主に以下の通りです。
- 集客に失敗する
- 質が悪く退会者が多くなる
- 料金が薄利多売で利益がでない
あくまで、経営に失敗するジムの一例になります。
経営に自信のない人は、専門家や詳しい人にアドバイスを貰いながら、
ジムを運営しましょう。
ジムの経営は儲かる? 儲からない? 年収はどのくらいになるの?
結論、ジムの経営で成功し、儲かっている人は存在します。
しかし、失敗している人もいるため、
一概にジムの経営は儲かると断言できません。
ジムのオーナーの年収は、およそ1,000万円前後といわれています。
年収は、利益から経費を引くと算出できるため、今後の参考にしてください。
スポーツジムの開業に補助金は利用できるの?
スポーツジムの開業に補助金は利用できます。
利用できる可能性の高い補助金は、以下の通りです。
補助金は、各地域によってさまざま存在します。
そのため、数ある補助金の中から適切なものを選ぶためには、専門家や詳しい人にアドバイスをしてもらいましょう。
まとめ
ジムを開業するためには、入念な準備や資金調達が必要になります。
そのほかにも、消防署や保健所に提出しなければならない書類もあるため、
準備が思うように進まない場合もあるでしょう。
しかし、ジムの経営に成功すれば、年収1,000万円以上も狙える可能性があります。
トレーナーの資格などを勉強して、着実に準備を進めていくのがおすすめです。
KONGOUでは、マシンの販売からジムの開業サポートを行っております。
出店エリアの調査、物件探しからサービス設計、会員システムの導入まで丸っとご依頼可能です。
また、補助金のポータルサイトを運営している企業とも連携しており、約3,500種類ある補助金の中からお客様に最適な補助金を提案させていただきます。
ジムの開業、経営はKONGOUにお任せください。
山岸 浩太
-/KONGOU
元ライザップのパーソナルトレーナー。 パーソナルトレーニングジム「POLICY」を全国20店舗展開し、2020年オリジナルトレーニングマシンブランド「KONGOU」設立。 また2021年直営ジム兼ショールーム【AUN'S GYM】オープン。現在全国5店舗展開(東京銀座、名古屋金山、千葉南行徳、大阪梅田、福岡天神)している。