KONGOUマガジン
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ウエイトトレーニングジムを開業する8つのステップを解説!資金の目安やおすすめ器具も紹介
「ウエイトトレーニングジムはどうやって開業するの?」
「ウエイトトレーニングジム開業の資金やおすすめの器具が知りたい!」
ジムの開業を検討している方の中には、このように悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。
ウエイトトレーニングジムを開業して収益を得るためには、器具選びや場所選びが非常に重要です。
本記事では、ウエイトトレーニングジムの開業のためのステップを8つ紹介します。
また、記事の後半ではウエイトトレーニングジムにおすすめのトレーニング機器や開業で失敗しないための注意点も解説しているので参考にしてください。
KONGOUでは、マシンの販売からジムの開業サポートを行っております。
出店エリアの調査、物件探しからサービス設計、会員システムの導入まで丸っとご依頼可能です。
また、補助金のポータルサイトを運営している企業とも連携しており、
約3,500種類ある補助金の中からお客様に最適な補助金のご提案をさせていただきます。
ジムの開業、経営に関するご相談はKONGOUにお任せください。
ウエイトトレーニングジムを開業する8つのステップを紹介
はじめに、ウエイトトレーニングジムを開業する8つのステップを紹介します。
- ジムの物件を選ぶ
- 揃えるマシンや機材を選ぶ
- 開業資金を調達する
- 開業届を提出する
- 料金設定を決める
- 入会方法や決済方法を決める
- 集客する
- 実際に運営をスタートする
それぞれのステップについて詳しく解説するので参考にしてください。
ジムの物件を選ぶ
はじめに、ウエイトトレーニングジムを開業するテナントを選びましょう。
テナント選びではアクセス、立地、広さ、構造、防音対策が重要となります。
特にトレーニング機器の重量や騒音・振動が問題となるため、ウエイトトレーニングに適した物件かどうかを確認しましょう。
基本的なトレーニング機器以外にも、人気の高い機器は置きたいため、部屋の広さや間取りはトレーニングスペースの広さも考えて選んでください。
また、初期費用を抑えるために、トレーニング機器とスペースが借りられるレンタルジムやシェアリングジムを利用する選択もあります。
以下の記事では、レンタルジムの経営について詳しく解説しています。
収益の目安や成功するためのポイントもまとめているので、参考にしてください。
レンタルジムを経営するメリットとは?利回りよくジムを経営するための注意点も3つご紹介
揃えるマシンや機材を選ぶ
次に、揃えるマシンや機材を選びましょう。
特に、ウエイトトレーニングジムの人気マシンとして、「マシンラック」「スミスマシン」「アジャスタブルベンチ」が挙げられます。
これらのマシンは基本的なトレーニングをカバーし、ユーザーの幅広いニーズに応えられます。
また、鍛え上げた体をチェックできるミラーや、体を床から守るマットも備えておくとよいでしょう。
充実した設備は、お客様が安全で効果的なトレーニングを行える環境を提供するために重要です。
KONGOUでは、マシンの販売からジムの開業サポートを行っております。
ストレングスマシンからカーディオマシンまで、日本人の骨格に合った100種類以上のトレーニングマシンを取り揃えており、様々なジムで導入実績があります。
また製品のメンテナンスや修理などのアフターサービスも行っており、ジムの運営者にとって信頼できるパートナーとなることを目指しています。
トレーニングマシンの導入を検討している方はぜひお気軽にご相談ください。
開業資金を調達する
次に、開業資金を調達しましょう。
ウエイトトレーニングジムを開業するための資金調達には、主に融資を受ける方法と自己資金を用意する方法があります。
融資は、金融機関や政府系ファンドから資金を借りる手段です。
自己資金を用意する場合、貯金や親族からの援助を活用します。
開業届を提出する
次に、開業届を提出しましょう。
ウエイトトレーニングジムを開業する際には、税務署に「開業届」を提出する必要があります。手続きは事業を始めるために法律で義務付けられており、ジムの運営をスムーズに進める上で重要なステップです。
適切に開業届を提出し、法令遵守を図ることで、信頼あるビジネス運営が可能となります。
なお、開業届は下記のリンクからダウンロード可能です。
国税庁:個人事業の開業・廃業等届出書のダウンロードページ
料金設定を決める
次に、ジムの料金設定を決めましょう。
料金設定を決める際は、まず業界の相場を調査し、自分のジムが提供するレッスン内容や設備の質に合わせて価格を検討します。
高すぎても安すぎてもお客様の誤解や不満を招く可能性があるため、適切な価格設定が求められます。
入会方法や決済方法を決める
次に、入会方法や決済方法を決めましょう。
決済システムと入会申込受付システムを早期に決め、それをホームページやチラシに明記することで、お客様の理解を深めるとともに、受付対応や請求・入金管理の業務負担を軽減することが可能となります。
ジムの運営効率化と、顧客の利便性向上の両面から見て重要なステップです。
集客する
次に、集客を始めましょう。
成功するジム開業には適切な集客戦略が欠かせません。
例えば、ジムのウェブサイト作成を作成することで認知度や信頼性の向上が期待できます。
ジムの詳細や特徴、料金設定、営業時間などを掲載し、検索エンジンで上位表示されるようSEO対策を行います。
また、SNSやWEB広告を活用した情報発信も挙げられます。トレーニング方法やジムの雰囲気を投稿することで、潜在顧客への訴求力を高めます。
実際に運営をスタートする
すべての準備が整ったら、いよいよジムの運営をスタートします。
オープニングキャンペーンを行うことも集客に繋がります。
また、最初の数週間は運営に必要な調整を行いつつ、お客様のフィードバックを大切にしましょう。
お客様の意見は、サービス改善の参考になります。
さらに、長期的な運営においては、定期的なメンテナンスや機器の更新、新たなトレーニングメソッドの導入なども考慮に入れる必要があります。
ウエイトトレーニングジムを開業することと並行して、常に最新のトレーニング情報やトレンドを追い求め、顧客の満足度向上を目指しましょう。
ウエイトトレーニングジムを開業するのにかかる費用はどれくらい?
ウエイトトレーニングジムを開業するにあたって、必要となる開業資金は数百万円です。
小規模なウエイトトレーニングジムでも、スペースの確保や機器の購入で300万円以上かかることも少なくありません。
また、初期費用だけでなくランニングコストも考慮する必要があります。
場所にもよるものの、店舗の賃料や光熱費など月にかかる費用は70万円以上になる場合がほとんどです。
開業資金の目安はジムの大きさや種類によって異なる
ウエイトトレーニングジムを開業するにあたって、予算はその大きさや種類によって大幅に変動します。
開業費用には、レンタルスペース、器具の購入費用、内装費用などが含まれます。
例えば、小規模なジムで、70坪ほどのスペースを考えると、開業資金はおおよそ300万〜500万円が目安です。
一方、大規模なジムを考えると、数千万円もの予算が必要となることもあります。
大切なのは、ジムの規模とサービス内容を明確に決め、それに見合った資金計画を立てることです。
開業後に必要なランニングコストの目安
ウエイトトレーニングジムの開業は、初期投資だけでなく、開業後もランニングコストが必要です。
ランニングコストには人件費、光熱費、備品のメンテナンス費用などが含まれます。
ランニングコストもジムの規模によって変わるものの、目安としては70万〜100万円程度を考えると良いでしょう。
資金計画を立てる際には、これらの継続的な経費も考慮に入れることが重要です。
適切な経営計画とともに、収益性と継続性を両立させるための資金管理が求められます。
ウエイトトレーニングジムを開業するために必要な費用を調達する4つの方法
次に、ウエイトトレーニングジムを開業するために必要な費用を調達する方法として以下の4つを紹介します。
- 自己資金の用意する
- 銀行の融資を利用する
- ジム開業サポートを利用する
- フランチャイズ契約で費用を抑える
自己資金の用意する
ウエイトトレーニングジムを開業する際に必要な資金を集める方法の一つとして、自己資金を用意する方法があります。
貯蓄や資産を活用することで、借金をする必要がなく利息負担もないメリットがあります。
しかし、全ての資金を自己資金で賄う場合、失敗した際のリスクも全て自己負担となるため、計画的に利用することが重要です。
一方で、自己資金があることは金融機関からの融資を受ける際の信用力にもつながります。
銀行の融資を利用する
ウエイトトレーニングジムを開業する際に必要な資金を集める方法の一つとして、銀行からの融資を利用する方法があります。
融資には個人の信用情報やビジネスプランの評価が重要です。
ただし、全ての銀行がスモールビジネスへの融資を行っているわけではないため、融資を受けられるかどうかは銀行ごとに異なります。
もし銀行からの融資が難しい場合は「日本政策金融公庫」などの公的融資も有効な選択肢です。
金利が低いなどのメリットがある一方、返済計画の確立やビジネスの計画書の確認が厳しいなどの注意点もあります。
ジム開業サポートを利用する
ウエイトトレーニングジムを開業する際に必要な資金を集める方法の一つとして、ジム開業サポートを利用する方法があります。
ジム開業サポートサービスは、業界の専門知識と経験を持つ専門家たちが、初心者でもスムーズにジムを開業できるように支援してくれます。
その中には、補助金の申請手続きの支援や、銀行などの金融機関からの融資の取り付けをサポートするサービスも含まれています。
サポートを利用することで、資金調達の難しさを軽減し、より確実にジム開業に向けたステップを進めることが可能になります。
フランチャイズ契約で費用を抑える
ウエイトトレーニングジムを開業する際に必要な資金を集める方法の一つとして、フランチャイズ契約を利用する方法があります。
フランチャイズ契約は、既存の成功したビジネスモデルを利用する契約です。
初期投資や月々のロイヤルティなどの費用がかかりますが、その代わりに本部からの強力なサポートを受けられます。
フランチャイズ契約により、自己開業時に比べて知名度獲得のための広告費が削減できたり、マシンの知識やバックオフィスの効率化による経費削減が期待できたりします。
ウエイトトレーニングジムに必要なマシンの種類とその理由
次に、満足度の高いウエイトトレーニングジムの運営に必要な3つのトレーニングマシンと理由を解説します。
- パワーラック
- スミスマシン
- アジャスタブルベンチ
パワーラック|筋トレBIG3ができる
ウエイトトレーニングジムに必要不可欠なマシンの一つがパワーラックです。
パワーラックは筋トレのBIG3である「ベンチプレス」、「スクワット」、「デッドリフト」のトレーニングを行うための設備で、BIG3は全身の筋肉を効率的に鍛える基本動作とされています。
BIG3のトレーニングは筋トレには不可欠なので、パワーラックは重要なトレーニング機器と言えます。
スミスマシン|初心者でも取り組みやすい
ウエイトトレーニングジムに置いておきたいマシンの1つがスミスマシンです。
パワーラックに比べると運動の自由度は劣りますが、バーベルの動きが一定に制限されるため、初心者でも安全に使用することが可能です。
トレーニング初心者が安全かつ効率的にトレーニングするために、スミスマシンは不可欠と言えます。
アジャスタブルベンチ|ベンチがあればトレーニングの幅が広がる
ウエイトトレーニングジムに置いておきたいマシンの一つがアジャスタブルベンチです。
アジャスタブルベンチは背もたれの角度を調節可能なため、フラットベンチやインクラインベンチとして活用できるからです。
ベンチを設置することで、トレーニングやストレッチの種類が豊富になり、利用者の運動の範囲が広がります。
胸筋を中心とするベンチプレスの種類を増やせば、より効率的に筋肉を鍛えることが可能です。
ジムにアジャスタブルベンチを設置することは、トレーニングの幅を広げ、利用者の満足度を高める重要な要素となります。
ウエイトトレーニングジム開業・経営におすすめなトレーニングマシン3選
次に、ウエイトトレーニングの開業と経営におすすめな以下のトレーニングマシンを3つ紹介します。
- パワーラック XR2004
- 3Dスミスマシン 7333A
- アジャスタブルベンチ 61A46
パワーラック XR2004
パワーラックは、BIG3と呼ばれる筋トレの中でも特に重要な項目がトレーニングできるマシンです。
サブスク形式であれば、月あたり約1万円から利用いただけるので、初期費用を抑えつつ導入が可能です。
詳しくは以下のページをご覧ください。
3Dスミスマシン 7333A
スミスマシンは、初心者向けのため、新規顧客の開拓のためにも必ず置いておきたいトレーニング機器です。
3Dスミスマシンは通常の縦の動きに加え、水平にバーを動かせることで、フリーウェイとにより近いフォームかつ安全にトレーニングが行えます。
これ1台でトレーニングのバリエーションが増えるため、マシンの導入時はこちらも検討してみることをおすすめします。
サブスク形式であれば、月あたり約2万7千円から利用いただけるので、初期費用を抑えつつ導入が可能です。
詳しくは以下のページをご覧ください。
アジャスタブルベンチ 61A46
アジャスタブルベンチは、ベンチとして利用することでトレーニングやストレッチの幅が大きく広がるトレーニング機器です。
アジャスタブルベンチ61A46は、背中部分は肩甲骨の動きを邪魔しないように細く、体幹部分をしっかりと支えられる柔らかい素材でつくられている作られています。
サブスク形式であれば、月あたり約4千円から利用いただけるので、初期費用を抑えつつ導入が可能です。
詳しくは以下のページをご覧ください。
ウエイトトレーニングジムの開業に失敗しないための注意点
次に、ウエイトトレーニングジムの開業に失敗しないための注意点を2つ紹介します。
- ターゲット顧客にとってアクセスが悪いエリアへの出店は控える
- ターゲット顧客のライフスタイルに合わせた集客をする
それぞれの注意点について詳しく解説します。
ターゲット顧客にとってアクセスが悪いエリアへの出店は控える
ウエイトトレーニングジムを開業する際は、アクセスが悪いエリアへの出店は避けましょう。
ジムの開業では立地が大きな影響を及ぼします。
都市部に比べて競争が少ない田舎はブルーオーシャンとされますが、反面、集客に苦労する可能性もあります。なぜなら、ジムへのアクセス性が低い地域では、自然と集客力が減退するからです。
また、ターゲットとなる顧客層により、アクセスの良さは異なります。例えば、仕事帰りに利用したいビジネスパーソンを想定しているなら、オフィス街や駅近くなど、通勤・通学経路にあるエリアを選ぶことが好ましいでしょう。
地域の特性を把握し、ターゲット顧客がアクセスしやすい立地選びをすることが、成功のポイントです。
ターゲット顧客のライフスタイルに合わせた集客をする
ウエイトトレーニングジムを開業する際は、ターゲット顧客のライフスタイルに合わせた集客をしましょう。
集客方法はジム経営の成否に大きく関わります。
しかし、「むやみに広告を出せば良い」というものではありません。
逆に、意図せず広告を出すと、効果的な集客ができずに費用だけがかさむ可能性があります。
集客において大切なのが、ターゲットとなる顧客のライフスタイルを理解し、それに合った集客方法を考えることです。
例えば、学生や勤め人をターゲットにするなら、SNSを活用するなど、想定顧客が日常的に使っているメディアを通じたアプローチが効果的です。
ウエイトトレーニングジムを開業する際のよくある質問
最後に、ウエイトトレーニングジムを開業する際のよくある質問を紹介します。
経営に失敗するジムの特徴とは?
経営に失敗するジムの特徴の例は以下の通りです。
- 集客ができない
- 質が悪く退会が多くなる
- 料金が薄利多売すぎる等
ユーザーフレンドリーな設計や適切な料金設定が、ジムの成功を大きく左右します。
ジムの経営は儲かる? 儲からない? 年収が1,000万円って本当ですか?
ジムの経営では、工夫次第で年収が1,000万円を超えることも十分可能です。
例えば、パーソナルジム形式のジムで1月10万円のプランを作った場合、月に10人以下の利用者でも年収1,000万円の範囲に入れます。
田舎のジム経営は失敗しやすいですか?年収はどのくらいになるのでしょうか?
田舎のジム経営は決して失敗しやすいわけではありません。
ただし、注意すべき点はあります。
田舎のジムは、競合が少なくブルーオーシャンであるものの、潜在顧客も少ない傾向にあります。
トレーナーの採用も難しいため、軌道に乗せるまでが難しいことが多いでしょう。
しかし、一度軌道に乗せれば、競合が少ないため安定した売り上げを立てることが可能です。
まとめ
本記事では、ウエイトトレーニングジムを開業するためのステップや注意点などを紹介しました。
ウエイトトレーニングジムは、テナントやマシン選びが成功を大きく左右します。
KONGOUでは、マシンの販売からジムの開業サポートを行っております。
出店エリアの調査、物件探しからサービス設計、会員システムの導入まで丸っとご依頼可能です。
また、補助金のポータルサイトを運営している企業とも連携しており、
約3,500種類ある補助金の中からお客様に最適な補助金のご提案をさせていただきます。
ジムの開業、経営に関するご相談はKONGOUにお任せください。
山岸 浩太
-/KONGOU
元ライザップのパーソナルトレーナー。 パーソナルトレーニングジム「POLICY」を全国20店舗展開し、2020年オリジナルトレーニングマシンブランド「KONGOU」設立。 また2021年直営ジム兼ショールーム【AUN'S GYM】オープン。現在全国5店舗展開(東京銀座、名古屋金山、千葉南行徳、大阪梅田、福岡天神)している。
山岸 浩太
-/KONGOU
元ライザップのパーソナルトレーナー。 パーソナルトレーニングジム「POLICY」を全国20店舗展開し、2020年オリジナルトレーニングマシンブランド「KONGOU」設立。 また2021年直営ジム兼ショールーム【AUN'S GYM】オープン。現在全国5店舗展開(東京銀座、名古屋金山、千葉南行徳、大阪梅田、福岡天神)している。